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lifenote担当の働く主婦代表のricoです。当サイトをご覧頂きありがとうございます。
溶連菌感染症ってご存じですか?今回は溶連菌感染症の症状や潜伏期間、そして溶連菌感染症はうつるの?治療薬や対策方法ってなに?といった疑問点について詳しく解説します!正しい治療薬で治療法を行わないと合併症が起こると言われていますが・・・。
この記事の目次
溶連菌感染症の特徴や潜伏期間は?

出典:http://youthful-beauty.info/yourenkinkansenshou-hossin-kayumi-kao-1464
はじめにお伝えしておく事は、溶連菌には複数の種類があり、菌に感染したからといって必ず溶連菌感染症を発症する訳では無い、という点です。
溶連菌の中には、健康な人の喉や皮膚の表面、消化器官に常在する種類もあるります。そのため、健康な子供の喉を検査すると、溶連菌が見つかるケースもあります。
また、大人の30%ほどの腸内に常在していると言われているB群溶血性レンサ球菌も溶連菌の一種で、これは通常であれば悪さはしません。
一般的に言われている溶連菌感染症とは、化膿センサ球菌のことを指しています。また、その中でも『A群β溶血性レンサ球菌』によるものを溶連菌感染症と呼ぶことが多いようです。
子供が掛かる溶連菌感染症の多くは、このA群β溶血性レンサ球菌が原因であると言われていて、溶連菌感染症の潜伏期間は2~7日だと言われています。
大人・子供・妊婦別!溶連菌感染症の症状は?
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溶連菌感染症(A群β溶血性レンサ球菌)の初期症状としては、
- 発熱
- 喉の痛み
- 嘔吐
- 頭痛
- 腹痛
などが起こります。
その後、痒みを伴う赤い発疹がリンパ節部分から始まり、やがて全身に広がります。また、いちご舌(舌がいちごのように赤く腫れ、ブツブツができる)、手足の皮が剥けるといった症状も代表的な症状となっています。
溶連菌感染症を発症するのは、5~15才の子供に多い病気だと言われていますが、大人も抵抗力が落ちていると感染しますし、妊婦さんに関しては注意が必要です。
理由は抵抗力にあります。先ほどもお伝えした通り、溶連菌自体は、大人の約30%は腸内に常在していると言われています。(通常は悪さをしないB群溶血性レンサ球菌)妊娠になると抵抗力が落ちるため、細菌性膣炎を引き起こすことがあるからです。
さらに、B群溶血性レンサ球菌に感染すると切迫早産や前期破水の危険性が上がり、出産時に産道から赤ちゃんに感染する可能性があり、赤ちゃんが肺炎や髄膜炎になる恐れが・・・。
そのため最近では、臨月間近になるとおりものの中にB群溶血性レンサ球菌がいないかどうかを検査する病院が増えているといいます。
さらに大人の場合、症状が風邪に似ている事から風邪だと勘違いしてしまい、溶連菌感染症を見過ごしてしまうケースが多くあるといいます。
溶連菌感染症は人から人へと”うつる”ため、溶連菌を保有したまま日常生活を送ることで、知らずに他人へと感染させてしまう危険性があります。また、正しい治療法を行わないと再発する可能性が高くなり、さらに再発した時に重症化する恐れがあります。
最低でも家庭内で溶連菌感染症になった人がいる場合、自分も感染していないかを病院で検査を受けることが大切です。
溶連菌感染症の感染経路は?
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溶連菌感染症の感染経路は、主に『飛沫感染』となっています。溶連菌(A群β溶血性レンサ球菌によるものが多い)に感染している人からの、くしゃみや唾により、溶連菌が喉や消化器に付着することで感染してしまいます。
溶連菌感染症の対策・予防方法は?
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溶連菌感染症に限らず感染経路が飛沫感染の場合は、
- 手洗い
- うがい
が対策・予防策として一番効果があると考えられます。また、予防という観点からいくとマスクをするのも効果的。人の多いところへ出掛ける時、例えば学校や幼稚園、人ごみにはマスクをして行くようにしましょう。また、病院に行く際には必ずマスクをした方がよいでしょう。
また、家族内ですでに感染者がいる場合には、感染者の使ったコップやタオルなどは使用しないこと、そして感染者は隔離することも大切です。
さらに、病院によっては家族に感染者がいた場合、子供(未成年)には抗生剤を予防投与する方法を薦めている場合もあるといいます。
溶連菌感染症の治療方法は?治療薬は?
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溶連菌感染症は正いし治療薬で治療すれば、それほど怖くはない病気ですが、昔は特効薬がなく治療が困難な病気だといわれていました。なので、現在でも正しい治療法を行うことが必要で、もし間違った治療法や誤った知識で治療を行うと、非常に怖い別の病気が発症するといいます・・・。
具体的な治療薬・治療方法としては、ペニシリン系もしくはセフエム系の抗生剤を1週間から10日ほど服用します。
ここで注意点があります。それは、症状がよくなってきたからと言って自己判断で抗生剤を飲むのを止めてしまう行為です。
症状が快方に向かっていても、実は体内にはまだ溶連菌が残っているケースが多くあります。そうすると残っていた溶連菌が再び増殖を始め、さらに重い症状を引き起こしたり、抗生剤に耐性を持つ溶連菌ができてしまう可能性があるんです。
大事なのは、医師から言われた服用期間を守って、抗生剤は飲み切るようすることです。そして、完治したことも、医師に診断してもらいましょう。抗生剤を飲み切ってから2~3週間後に尿検査をし、その上で医師の診断の上で完治とされます。
溶連菌感染症は自然治癒するの?合併症を引き起こす?
溶連菌感染症は自然治癒する場合もあります。ただし!抗生剤を使用して治療しなかった場合、1ヶ月ほど経過した時にむくみや尿の量が減ったなどの異常を感じて病院を受診したら腎炎になっていたというケース、そしてリウマチ熱、血管性紫斑病といった合併症を起こす危険性があります。溶連菌が疑われる症状が現れたら、病院へ行った方がよいでしょう。
溶連菌のまとめ
上でもお伝えした通り、昔は非常に怖い病気として有名だった溶連菌感染症。その証拠に、以前には猩紅熱とも言われていて『法定伝染病』に指定されていたんです。しかし現在は特効薬(抗生剤)があるため、法定伝染病からは外されています。
特効薬があるとは言え、合併症が怖い病気であることには変わりはありません。正しい治療法・治療薬を使用する必要がありますので、病気が疑われた場合には、必ず病院を受診するようにしてくださいね。しっかり治療をして悪さをする溶連菌は退治してしまいましょう。
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